ようこそ、さつまいも村へ。

山形県酒田市宮野浦。

日本海に面した庄内砂丘で、紅はるかを育てています。

砂地ならではの水はけの良さと、昼夜の寒暖差。

この土地だからこそ生まれる甘さを、一番おいしい形で届けたい。

それが、さつまいも村の原点です。


私たちが育てているのは、さつまいもだけではありません。
もちろん、一番大切なのは、おいしいさつまいもを育てること。

そのために畑と向き合い、一本一本を丁寧に育てています。

でも、それだけでは農業は続きません。

どうすれば、この土地で農業を続けていけるのか。

どうすれば、次の世代にも「農業って面白い」と思ってもらえるのか。

そんな問いを持ちながら、私たちは日々、畑に立っています。


農業には、いろいろな可能性があります。

収穫したさつまいもを販売する。

干し芋や焼き芋に加工する。

海外へ届ける。

応援してくださる方と「株主制度」でつながる。

一つひとつは別々の取り組みに見えるかもしれません。

でも、私たちの中では、すべて「農業を続けるため」の挑戦です。

作るだけではなく、届け方まで考える。

それも、農業の仕事だと思っています。


「村」という名前にした理由

ここは農園ではなく、「さつまいも村」です。

春には苗を植え、

夏には草を取り、

秋には収穫する。

畑には、応援してくださる方や、子どもたち、地域のみなさんが集まります。

さつまいもを買うだけではなく、この村に関わってくださる人が少しずつ増えていく。

そんな場所になったらいいなと思い、「村」と名付けました。

400年前から続く物語を、この土地で。

私の妻は、江戸時代初期に琉球から日本へさつまいもを広めた儀間真常の子孫です。

そのご縁から、私たちは日本のさつまいもの歴史に敬意を払いながら、この庄内の地で紅はるかを育てています。

歴史を語るためではありません。

受け継いだものを、自分たちなりの形で次の時代へ渡していく。

そんな気持ちで畑に立っています。

子どもたちにも、畑をひらいています。

地域の小学校や保育園では、さつまいもの栽培や販売を通して、子どもたちと一緒に学ぶ活動も続けています。

育てること。

考えること。

売ること。

喜んでもらうこと。

農業には、そのすべてがあります。

子どもたちが将来、農家になる必要はありません。

でも、自分で考え、自分で価値を生み出す楽しさを、この畑で少しでも感じてもらえたらうれしく思います。

皆さまに選んでいただいた一本のさつまいも。

その一つひとつが、新しい挑戦を支える力になります。

よりおいしいさつまいもを育てること。

新しい加工品をつくること。

子どもたちと畑で学ぶこと。

村に集まる人との新しい出会いを生み出すこと。

まずは、「おいしい」と思っていただくこと。

そして、その先に、「またこの村のさつまいもを食べたい」と思っていただけたら、「この村を応援したい」と思っていただけたら、これ以上うれしいことはありません。


私たちは、さつまいもを育てています。

でも、本当に育てたいのは、さつまいもをきっかけに生まれる、人とのつながりや、新しい挑戦です。

今日も庄内砂丘で、一本一本、ていねいに育てています。

どうぞ、さつまいも村へお越しください。